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(C)2016 吉開裕子
まとめになりますが、
この本では、筆者のひとりの普通の女性としての眼差しや心象が、
奇をてらわずにプライベートの日記のように描かれています。
人間の根本にある友情、義理に人情が素直に描かれていて、
読んでいてとても幸福感に満ち溢れる一冊です!
みなさん、是非読んでみてください。
宜しくお願い申し上げます。
(C)2016 吉開裕子
昨日モルドヴァワインが当店で人気と書きましたが、
先日クラシック音楽評論家の舩木篤也さんから、モルドヴァ出身のコパチンスカヤという
すごいバイオリニストがいると教わりました。
バイオリンの響きからロマの血筋がうかがえました。
興味のある方はどうぞ!
https://www.youtube.com/watch?v=w0ObgSKBqTQ
ちなみにバルカン半島の小国たちの音楽事情と云えば、トラディショナルな音楽もあり、
ジャズもクラシックもあり、若い子達はヒップホップ、テクノ、ハウス、ロックといったところで
それぞれがクロスオーバーする瞬間もあります。
バルカンビートボックスなんてグループがまさにトラディショナルとヒップホップ、テクノのクロスオーバーですね。
そんな話も本で描かれています!
(C)2016 吉開裕子
ロマ=ジプシー音楽が世界的に盛り上がりを見せたのが1990年代後半から2000年代半ばまで。
トラディショナルな音楽からヒップホップ、テクノ世代の若い音楽家達まで様々。
当時はピーター・バラカン氏、サラーム海上氏、関口義人氏を中心にクラブイベントや
ライブが盛んに行われていましたが、今は少し下火に…。
でもそんな時代でのこの本の出版は快挙です!クストリッツァ映画祭もいいタイミングです。
ちなみに当店では、バルカン半島の小国モルドヴァのワインが人気です。
バルカン半島再燃か!?
(C)2016 吉開裕子
ロマ=ジプシーを描いた映画監督と云えば、エミール・クストリッツァやトニー・ガトリフが有名です。
クストリッツァの「アンダーグランド」、トニー・ガトリフの「ガッジョ・ディーロ」はお勧め映画です。
2月20日(土)からは恵比寿ガーデンシネマにてクストリッツァ映画祭が1週間アンコール上映されます。
きっとこの2人の作品を観ると、『トランペットを吹き鳴らせ!』がもっと楽しくなると思います!
(C)2016 吉開裕子
この本で描かれているセルビア、マケドニアが位置するバルカン半島と云うと
紛争や内戦といった政治的な事ばかり情報として日本に入ってきますが、
東欧の異国の地の人達が普段どんな生活をしてるのかって全く知らないですよね。
この本では東欧の小国に暮らす人達の日常の姿がヴィヴィッドに描かれています。
報道写真からは伝わらない、ひとつの読みどころではないでしょうか。